【視聴者に刺さる!】YouTubeチャンネルで登録者数を伸ばす企画の考え方
YouTube市場は年々拡大しており、それにともない視聴者も幅広い年齢層から増え続けています。
同時にYouTubeチャンネルの数もまだまだ増加の傾向にあり、これからYouTubeチャンネルを伸ばすには、膨大な数の他チャンネルに差をつけなければなりません。
他チャンネルに差を付けるには、撮影・編集のクオリティーを上げることが重要に思えますが、それ以上に「企画」が最も重要になります。
今回はYouTubeチャンネルの登録者数を伸ばすための「企画」の出し方、考え方をお伝えしていきます。
YouTube動画を撮影するまでの事前準備
動画作成前にまずは事前の準備を行い、動画の企画内容を決めます。
この企画が曖昧な状態から動画作成を始めても、視聴者の心に刺さらない独りよがりな内容になる可能性が高く、動画も伸びません。
この前準備をしっかり固めておくことで、企画の内容がはっきりし、視聴者に刺さる動画を作成できるようになります。
動画のコンセプトを決める
まずは「コンセプト」を決めていきます。
この動画は「誰に、何を、どのように伝えたいのか」というところを明確にし、動画のコンセプトを固めます。
例えば「若い世代に、この商品を、魅力的に伝えたい」というコンセプトだと、抽象的すぎて動画内容も薄くなり、視聴者に伝わりません。
「薄毛に悩む、30代会社員男性に、この育毛剤で、悩みを解消し人生を楽しく生きられることを伝えたい」
このようにコンセプトの内容が具体的なほど動画内容もブレることなく、狙った視聴者層へ魅力が伝わるようになります。
このコンセプトを明確に、かつ具体的に固めていきましょう。
ここが固まれば、撮影や編集方法もコンセプトにそって作業を進めやすくなります。
動画のターゲット(ペルソナ)を決める
続いて「ターゲット」となる視聴者の姿を設定します。
コンセプトでも固めた「誰に」の部分をさらに深堀りし、詳細な人物像(ペルソナ)を設定していきましょう。
コンセプトの決定時に、ある程度のターゲット層は決まったので、その情報を元に、もっと詳細な設定をしていきます。
「年齢、性別、職業、性格、趣味」などはもちろん、どんな悩みがあるのか、好きなジャンルやインフルエンサー、YouTubeではどんなジャンルの動画を視聴しているか。
できる限り詳細な人物像を設定してください。
ただし、闇雲にイメージだけで設定しても的はずれな人物像になってしまうので、ネット上で調査やキーワード検索などを使用して、性格なターゲット設定を行いましょう。
ここが固まるとさらに視聴者に刺さる動画作成ができますし、YouTubeチャンネルの専門性も上がり、登録者数の上昇も期待できるようになります。
上位表示で狙いたいキーワードを決める
コンセプトやターゲットが決まったら、上位表示を狙える「キーワード」を決めていきます。
ターゲットの視聴者に刺さる動画が作れたとしても、その動画を見つけて貰えないことには視聴されません。
そのためYouTubeのキーワード検索に引っかかる動画タイトルなどで、視聴者に見つけてもらう必要があるのです。
キーワードの選別は、設定した人物像が「どんなキーワードで検索をかけるか」というところを考えて選んでいきましょう。
YouTubeのキーワード検索は、評価の高い動画やチャンネルが上位表示されやすくなります。
チャンネル開設初期は、登録者数や動画再生回数も少なく評価が低い状態なので、検索ボリュームの多いキーワードだけ選ぶと上位表示されません。
これを回避するために「ボリューム大のキーワード」+「ボリューム中のキーワード」というように、組み合わせることによって上位表示も狙いやすくなります。
ただし検索ボリュームの少ないキーワードになると、そもそも検索されない可能性が高いので、注意が必要です。
検索ボリュームは、GoogleやYouTubeの検索窓でキーワードを入力したり、検索ボリュームを調べるツールやサイトもあるので、用途にあったものを使用してください。
検索ボリュームを確認しつつ、ターゲットに合ったキーワードを選定していきましょう。
動画の競合調査を行う
次に自社チャンネルと同じジャンルの動画から「競合調査」を行いましょう。
動画作成の知識が少ないうちから、面白い動画を目指しても空振りで終わることは多々あります。
同じジャンルの人気動画をチェックして、動画の内容・構成・編集などを参考にし自社のチャンネルに反映させましょう。
ここで注意が必要なのは、必ずしもチャンネル登録者数が多いチャンネルの動画が全て参考になるわけではありません。
もちろん登録者数が多いと動画再生数も伸びるので人気動画ともいえます。
しかし有名なチャンネルになると、動画内容よりも知名度によって再生回数が伸びる場合が多いので注意が必要です。
参考になる動画として、最も分かりやすいパターンは「登録者数よりも再生回数が大幅に伸びている動画」が参考になります。
このパターンは動画の内容によって伸びているので、動画作成の参考になります。
さまざまな競合の動画を参考に、自社チャンネルの運用に役立ててください。
動画の方向性を決める
ここまでの準備を踏まえた上で動画の「方向性」を決めます。
コンセプト、ターゲット、キーワードまで決まれば、どんな内容の動画にするか絞られるので、その方向にそった内容を決めましょう。
競合調査で参考になるネタなどがあればそれも盛り込み、動画作成の大枠を固めます。
動画の企画を決める
これまでの準備段階で、コンセプト、ターゲット、検索キーワードが固まり、動画の方向性が決まりました。
ここから具体的に動画の企画を決めていきます。
コンセプトやターゲットが明確になっていれば、どんな内容がターゲット層の心に響くのか、ある程度の予測ができるようになります。
商品の宣伝や、魅力を伝える動画だとしたら、いろいろな切り口からそれを伝えられる案を出し、ターゲットに刺さる内容を考えていきます。
オープニングからエンディングまで、できるだけ具体的にどんな企画にするのかを決めておくと、撮影や編集もスムーズにいくでしょう。
YouTube動画は視聴者が楽しめる企画にすることが最も重要
ターゲット層に、商品の宣伝や魅力を伝えられる動画を作成できたとしても、真面目で面白みのない動画になってしまったら本末転倒です。
YouTube動画の基本は「楽しめる」ことが最も重要です。
真面目で面白くない動画をだれも視聴したいと思いません。
ここからは企画を考える際の注意点と、おすすめのジャンルを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
YouTube動画の企画を考える際の注意点
動画内容が宣伝などの場合、自社の伝えたいことばかりを動画に盛り込んでしまうパターンがあります。
これだと視聴者を置いてきぼりの状態にしてしまうので、逆に魅力が伝わらず楽しめない動画になってしまいます。
企画を考える上で「視聴者が楽しめる」ということが基本中の基本。
自社の都合ばかりになっていないか常に注意し、ターゲット目線で企画内容を決めていきましょう。
YouTube動画で初心者が企画を考えやすいジャンル
ここからはYouTubeチャンネル開設初期から企画を考えやすい「動画ジャンル」を紹介します。
一般的に伸びやすい動画ジャンルですので、ぜひ参考にしてください。
旅行・グルメ
旅行やグルメはYouTubeに限らず鉄板のジャンルです。
普段は見られない景色や、海外の雰囲気ある町並みなどは伸びる傾向にあります。
旅先でのご当地グルメもあればさらに効果的。
もちろんグルメ単体のジャンルも鉄板なので、カフェやラーメン巡りなどが好きな方は、趣味と同時にYouTube動画の撮影も出来ておすすめです。
癒やし
「癒やし」のジャンルもYouTubeでは人気です。
焚き火の映像を1時間ほど撮影しただけの動画や、森の中の自然そのままの音を流すだけの動画など、無編集の動画でも伸びたりします。
日々の生活が忙しく精神的に疲れている人には、無編集でも映像や音に癒やされたいというニーズがあります。
簡単な動画でバズる可能性も秘めているので、チャレンジしてみる価値はあります。
歌ってみた、弾いてみた
このジャンルも人気があり、有名YouTuberになれば再生回数が何百万回というのも珍しくありません。
しかし、逆にいえば歌や演奏が上手くないと伸びないジャンルでもあります。
単純に歌ってみた、弾いてみただけの動画では、演者のスキルがどれだけ高いかの勝負になってしまいます。
そこでおすすめなのが「初心者からの成長記録」として始めることです。
初心者からの成長過程を見ることで、頑張っている姿に感化されたり、応援したくなる気持ちが芽生え、徐々にファンを増やすことができます。
ただし、動画が伸びるまでは長期間かかるので注意してください。
定期的に練習動画を上げていき、時間をかけてチャンネルを伸ばしていけば、根強いファンがついてきます。
そこまでチャンネルが伸びれば、安定して再生回数を稼ぐことも可能なので「歌ってみた・弾いてみた」ジャンルに興味がある人にはおすすめの方法です。