column

コラム

【公式】YouTubeショートでの収益化の秘訣!最新ガイドラインと実践方法

YouTubeショートでの収益化の秘訣!最新ガイドラインと実践方法

最近人気を集めているYouTubeショート。2021年7月からスタートしたYouTubeショートは、動画マーケティングを行う企業も注目しています。

通常のYouTube動画よりも収益性は低いですが、上手に活用することで集客効果を得られる可能性が向上します。

この記事では、YouTubeショートの収益化に関する最新のガイドラインと実践方法について解説します。YouTubeショートの特徴や収益化の方法についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

YouTubeショートとは

YouTubeショートは、2020年9月に初めてインドでスタートし、その後26ヵ国で公開されていました。そして、2021年7月から日本でもサービスがスタートし、2023年2月から収益化が可能になりました。

短尺の動画(最大60秒)の縦長の動画を作成したり、投稿、視聴できるサービスです。

  • ショート動画のブームとYouTubeの取り組み
  • YouTubeショートの基本的な特徴

について以下にまとめていきます。

ショート動画のブームとYouTubeの取り組み

YouTubeショート動画は、主に若年層に支持されており、踊ってみた動画やペット・動物系の動画を視聴するのがブームになっています。

“短い尺”という点で需要があり、休憩時間や移動時間にサクッと見ることができ、情報が完結する動画は、暇をつぶすのにぴったりなのです。

YouTubeはこのトレンドを見逃すことなく、ショート動画のプラットフォームを立ち上げました。その結果、ショート動画はクリエイターにとって、新たなファン獲得や収益化の機会が提供されたのです。

YouTubeショートの基本的な特徴

YouTubeのショート動画は、通常の長尺動画とは異なり、その名の通り短尺動画です。そのため、視聴者の興味を惹くために60秒以内に情報やエンターテイメントを提供する必要があります。

しかし、長尺動画では必須になる“視聴者に飽きをこさせない編集技術”はさほど必要ではなく、スマホ1台あれば撮影・編集・投稿が簡潔する手軽さがメリットです。

また、縦長フォーマットの動画のため、スクロールするだけで次の動画に進めるため、面白い動画や興味のある動画に次々と出会うことができます。

一方で、短尺のためメイン動画への誘導が難しい点、収益額が少ない点がデメリット。上手く活用することで、新規視聴者の獲得に繋がります。

YouTubeショートの収益化概要

通常のYouTube動画とショート動画では、収益の条件が異なります。

通常のYouTube動画では、広告の掲載が可能ですが、ショート動画では不可のため、通常の動画に比べてショート動画は収益化が難しいと言われています。

  • YouTubeショートでの収益化のシステムと違い
  • 収益化の基本条件とガイドライン

について、解説していきます。

YouTubeショートでの収益化のシステムと違い

YouTubeショート動画では、1回の再生につき収益が0.003円から0.01円ほどです。一方で、通常の動画では0.05円から0.07円ほどと、収益に大きな差が出てきます。

通常のYouTubeでは、広告収益が主要な収益源です。広告が動画の前や中に表示され、クリエイターは視聴数に応じて報酬を受け取ることができます。

通常のYouTube動画と違い、制作が簡単な点から考えると納得できますが、収益の差は大きいです。

収益化の基本条件とガイドライン

YouTubeショートの収益化の基本条件は、以下の通りです。

チャンネル登録者数の条件再生時間と視聴回数の条件
1,000人直近12ヶ月間の有効な公開動画の総再生時間が4,000時間 +直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が1,000万回

収益を受け取るには、YouTubeパートナープログラムへの参加が必須のため、条件を満たせるように最初はチャンネルを成長させる必要があります。

【ガイドライン】

YouTubeショートの収益化に適用されているポリシーを一部抜粋しました。

YouTube で収益化を行う場合、YouTube のチャンネル収益化ポリシーコンテンツの繰り返しや再利用に関するポリシーを含む)に準拠することが重要です。これには、YouTube のコミュニティ ガイドライン利用規約著作権Google AdSense プログラム ポリシーも含まれます。
引用:YouTubeヘルプ

対象外となるショート動画もあり、映画やテレビ番組などの編集していない動画(オリジナルではない動画)や他YouTuberの制作した動画、ガイドラインに準拠してない動画は収益化できませんので、注意してください。

効果的なショート動画の制作ポイント

短尺での動画のため、視聴者の興味を惹くために工夫した動画制作が求められます。スワイプするだけでスキップされてしまうので、離脱を防ぐために意識して動画を作ることが重要です。

  • ショート動画の特性を活かした内容の工夫
  • エンゲージメントを高めるテクニックと注意点

について、効果的なショート動画の制作ポイントについて解説していきます。

ショート動画の特性を活かした内容の工夫

まずはターゲットを設定し、投稿したいジャンルを決めましょう。ターゲットユーザーがどのような動画を視聴しているのか分析ができると、視聴者に注目してもらいやすくなります。

また、最大60秒の短尺動画の特性を活かしてテンポのいい動画を制作するようにしましょう。伝えたい情報は要点をまとめて視聴者にも分かりやすいようにするのがポイントです。

動画冒頭で視聴者を惹きつけられるかも重要。最初の段階でつまらないと思われてしまうと離脱されてしまいます。短い動画の中で完結させるため、結論から先に伝えるのもおすすめです。

メイン動画へ誘導したい場合、わざと興味のわく終わり方にするのもいいでしょう。しかし、概要欄などがないショート動画では、誘導するのが難しいため、画面下にあるチャンネルアイコンに誘導するようにしてください。

エンゲージメントを高めるテクニックと注意点

通常動画と同じくYouTubeショート動画にもコメントや高評価・低評価があります。エンゲージメントを高めるため、動画の最後に「コメント・高評価をお願いします」などのコメントを付け加えるといいでしょう。

また、わざと炎上させて注目を集める動画を制作する方もいますが、動画内には不快な要素はNGです。誹謗中傷に近い内容や暴言などを吐く動画を見たい人は少ないのが現実。

視聴者からの低評価が増えてしまうと、結果、登録者数と視聴回数の減少にも繋がりますので、注意してください。

ショート収益の管理と最適化

YouTube Studioを使用して、ショート動画の収益を管理し、最適化する方法について説明します。また、収益を増やすための分析方法と改善のポイントについても以下にまとめています。

YouTube Studioでのショート収益の確認方法

まずは、ショート動画の収益化の仕組みについて理解していきましょう。

YouTubeショートの広告収益は、月ごとに合算されてクリエイタープール(広告収益をまとめた場所)へ集められます。

その後、広告収益はショート動画の視聴回数と音楽ライセンスの使用状況などにより計算され、割り当てられます。収益分配率(割り当てられた収益45%)が分配される仕組みです。

【YouTubeショートの収益の確認方法】

収益レポートから収益の確認ができますので、そのステップを解説します。

  1. YouTube Studioにログインして左側のメニューバーから「アナリティクス」をクリックする
  2. 上部のメニューにある「収益」をクリックする

パソコンから確認する場合の方法は以上の通りです。携帯から確認する場合でも、特に手順は変わりません。

収益額のレポートは、過去6ヶ月間のチャンネル収益額が表示されます。

収益を増やすための分析と改善のポイント

視聴者のニーズを理解し、そのニーズに合った動画を提供することが大切。YouTubeの分析ツールを活用して、どの動画ジャンル・編集が効果的であるかを把握し、戦略を調整することが重要です。

具体的に、視聴者の興味を引くコンテンツを制作し、定期的にアップロードするように心掛けましょう。

分析しても伸びない場合は、動画編集のプロに制作をお願いするのも手です。そのショート動画が伸びたら真似して制作するのがおすすめです。

まとめ

この記事では、YouTubeショートでの収益化の秘訣に迫りました。ショート動画の特性やYouTubeの方針に則り、収益化を最大限に引き出す方法について詳しく説明しました。

通常の動画よりも気軽に制作できるので、動画マーケティングにもおすすめのサービス。短尺動画の中でどれだけ魅力・情報を伝えられるかが鍵となりますので、この記事を参考にYouTubeショートを活用してみてください。