日本におけるYouTubeの利用状況を分析!ユーザー数とその特徴について
日本だけでなく世界的にも人気のYouTube。日本国内でも視聴者が多く、ますます拡大しています。
この記事では、日本におけるYouTubeの利用状況を徹底的に分析し、ユーザー数の増加やその特徴に焦点を当てて探っていきます。
デジタルメディアの進化と共に成長を遂げるYouTubeが、マーケティングや広告にどのような可能性を秘めているのか、追求していきます。
日本におけるYouTubeの影響と成長
ラジオやテレビに代わる新たなメディアとして、人気の高いYouTube。日本のメディアにおいて、どのような影響があり、成長を続けているのでしょうか?
- 日本におけるYouTubeの普及状況
- デジタルメディアとしてのYouTubeの位置づけ
について解説します。
日本におけるYouTubeの普及状況
YouTubeは日本国内で広範囲に普及しており、都市部から地方まであらゆる地域で利用されています。
これは、高速かつ安定したインターネット接続が整備され、スマートフォンやタブレットの普及が進んだ結果です。
地域差や年齢層に関係なく、多くのユーザーがYouTubeを活用し、さまざまなジャンルの動画コンテンツを楽しんでいます。
デジタルメディアとしてのYouTubeの位置づけ
YouTubeはデジタルメディアの中で独自かつ中心的な位置を占めています。
クリエイターが増加し、動画コンテンツの急増と多様性、視聴者とクリエイターのコミュニケーションが、YouTubeを単なる視聴するだけのプラットフォームだけでなく、デジタルメディアとして特別なものとしています。
個人や企業のクリエイターが情報やエンターテインメントを発信しユーザーがそれに対してコメントやフィードバックを行うことで、コミュニケーションをとることが可能となっています。
その影響力は広告やマーケティング、文化の発信など多岐にわたり、YouTubeは現代のデジタルメディアにおいて欠かせない一翼を担っています。
日本におけるYouTubeユーザー数の動向
世界のYouTube利用者数は、おおよそ25.14億人ですが、日本におけるYouTubeのユーザー数がどれくらいいるのか気になりますよね。
- 最新のユーザー数とその傾向
- 年代別、性別別のユーザー分布
について解説します。
最新のユーザー数とその傾向
YouTubeのユーザー数は、年々着実に増えており、2023年の日本国内の月間YouTubeユーザー数は、7120万人に達しています。
YouTubeユーザー数の増加には複数の要因が影響しており、高速なインターネット接続の普及により、動画コンテンツが円滑に視聴できる環境が整備されたことがあげられます。
また、スマートフォンやタブレットの普及も大きな要因であり、ユーザーはいつでもどこでも手軽にYouTubeを楽しむことが可能となりました。
さらに、魅力のあるクリエイターがさまざまな動画コンテンツを提供することで、視聴者は新たな情報やエンターテインメントを得ることが可能になりました。
年代別、性別別のユーザー分布
全世代の利用率が高いのが特徴のYouTubeですが、年代や性別に注目すると、若年層が特に積極的に利用しており、特に10代〜30代のユーザーが大きな比率を占めています。
男女比で考えても男性と女性の割合はさほど変わらず、性別問わず多くの方に利用されています。
将来的にもYouTubeユーザー数は増加の一途をたどると予測されます。若年層のユーザーが多いですが、高齢層のユーザーがYouTubeを活用するケースが増えてきており、さまざまな年代層がユーザーになることが期待されます。
ユーザー行動の特徴
YouTubeのユーザーはどのような動画ジャンルに興味を持ち、どの時間帯にどのデバイスを使って動画を視聴しているのでしょうか?
- 日本のYouTubeユーザーが好むコンテンツの種類
- 視聴時間帯やデバイスの使用傾向
について深掘りしていきます。
日本のYouTubeユーザーが好むコンテンツの種類
さまざまな動画がアップロードされているYouTubeですが、ユーザーはどのような動画の種類に興味を持っているのでしょうか?
10代のユーザーの約7割が毎日YouTubeを視聴していますが、年代別で見ている動画ジャンルは違います。
10代〜60代のユーザーのよく視聴するジャンルTOP3をご紹介します。
【10代ユーザー】
1位 | 音楽系ジャンル |
2位 | ゲーム系ジャンル |
3位 | マンガ・アニメジャンル |
【20代ユーザー】
1位 | 音楽系ジャンル |
2位 | ゲーム系ジャンル |
3位 | お笑い・バラエティジャンル |
【30代ユーザー】
1位 | 音楽系ジャンル |
2位 | お笑い・バラエティジャンル |
3位 | ゲーム |
【40代ユーザー】
1位 | 音楽系ジャンル |
2位 | お笑い・バラエティジャンル |
3位 | 料理・グルメ系ジャンル |
【50代ユーザー】
1位 | 音楽系ジャンル |
2位 | ペット・動物ジャンル |
3位 | 料理・グルメ系ジャンル |
【60代ユーザー】
1位 | 音楽系ジャンル |
2位 | ペット・動物系ジャンル |
3位 | 料理・グルメ敬ジャンル |
日本のポップカルチャーは世界的に有名であり、その影響はYouTubeにおいても色濃く表れています。アニメ、マンガ、音楽、ゲームなど、ポップカルチャーに関連する動画コンテンツが多くのユーザーに親しまれている印象です。
特に、アイドルやゲーム実況など、エンターテインメント性が高い動画コンテンツが大きな支持を受けています。
参照元:リサーチノート powered by LINE「よく見るYouTubeのジャンルは?」
視聴時間帯やデバイス使用傾向
ユーザーがよく視聴している時間は、土日の休日の場合、寝ている時間を省き、活発に視聴されている傾向にあります。
平日だと朝7時、お昼12時、夜21時ごろが多いです。起床してから仕事や学校に向かうまでの時間、お昼休みの時間、帰宅してからゆっくりするまでの時間でよく見られている傾向にあります。
YouTubeが若年層だけでなく、高齢層にも視聴されるようになった背景には、視聴のマルチ化によるものが大きいでしょう。
というのも、YouTubeを視聴できるデバイスは、スマートフォンやタブレット端末だけでなく、ノートパソコン、コネクテッドTV(CTV)、switch(ゲーム機)など多くあります。
特にコネクテッドTV(CTV)では、通常のテレビと同じような感覚でYouTubeを楽しめるため、高齢の方も使いやすいです。
もちろん、テレビの大画面で好きなクリエイターの動画を視聴できることは、若年層にも魅力がありますね。
マーケティングと広告の可能性
YouTubeは広告主にとって効果的なプラットフォームとなっており、YouTubeユーザーをターゲットにした広告戦略が注目されています。
- 日本のYouTubeユーザーをターゲットにした広告戦略
- ブランドや商品のプロモーションへの応用
について深掘りしていきます。
日本のYouTubeユーザーをターゲットにした広告戦略
YouTubeを使って広告を出す際に、広告主はターゲットユーザーの年代や興味に合わせて広告を配信することが可能です。
ユーザー属性グループの年齢だと「18-24」「25-34」「35-44」「45-54」「55-64」「65-」「不明」とターゲットを決めることができ、性別や子供の有無、世帯収入なども設定可能です。これらの“人”へのターゲティングを行うことを“オーディエンスターゲティング”と呼ばれています。
一方で、広告の配信場所を指定することができる“コンテンツターゲティング”と呼ばれるものもあります。
指定した場所に広告を表示することができるので、複数のコンテンツターゲティングの方法を設定することで、より多くのオーディエンスにリーチできるのが魅力です。
ブランドや商品のプロモーションへの応用
YouTubeを活用した広告戦略は、ブランドや商品のプロモーションにおいても有望な手法となっています。
YouTubeには多くの影響力のあるクリエイターがいるので、チャンネルとのコラボレーションやスポンサードコンテンツを通じて、ブランドのメッセージを効果的に伝えることが可能です。
また、YouTubeの動画広告は多様なフォーマットが提供されており、視聴者とのインタラクションを促進します。